3回ほど着用してます サイズはMです ・素材 表地：ウール100% 裏地：キュプラ100% 中綿：ポリエステル100% モノクロのオンブレチェックを毛羽感のあるウールを使用し、織りから作成させて頂きました。 ぼわっとしたオンブレを表現する為に中間色の糸色にこだわり、試作段階では生地を織りなおし、糸は染め直して調整するなどかなりこだわりました。 素朴な素材感と柔らかいグラデーションのコンビで、非常に温かみのある風合いに仕上がったと思います。 タテ糸、ヨコ糸ともに8番手の紡毛ウールを使用し、ウール素材の産地として有名な尾州産地にて織り上げております。 100%ウールのため非常に保温性が高く、英国羊毛が持つ優れたクリンプから生み出されるナチュラルな膨らみとコシ感があります。 生地の仕上げにはタンブラー加工を施しており、繊維が揉みほぐされることでより自然なふっくらとした素材感に。 裏地に関しましてもキュプラ生地を使用した、キルティング生地を柄から別注して作成致しました。 表地との相性を考え、ワタの厚みを何種類か試した上で完成させた今回のジャケット企画用の裏地です。 キュプラですので静電気等が発生しづらく（着合わせの種類にもよりますが）吸湿性がありますので、肌触りや着心地にすぐれています。 ・パターンメイキング かなり肉厚生地を使っているので、衿はかなり苦労しました。 よく衿先が跳ねているものを見かけますが、もともと薄手の生地設定のパターンを流用しているケースが多のですが、今回は「厚手生地のシャツ」のパターンに変更し、（衿は独自のパターン作成方法を採用しています）シャツよりもブルゾンに近い各ディティールの大きさに設定しました。 かなりの時間と手間をこの修正に時間をかけています。 またキルティングの生地が入っても太って見えないような仕組みをパターンに取り入れていますので、アウターとしても、この上にコートを着用してもどちらでもサマになる万能アイテムになりました。 サイドのポケットはハンドウォーマーとして、脇のタブで絞ったり、シンプルに見えて凝ったディティールが多いです。 長く着て頂ける素晴らしいアイテムになっております